【ACT8日】 オーストラリア保健当局は8日、コロナウイルスのワクチン接種について30歳以下はアストラゼネカ製以外のワクチン投与を勧めるとする英国政府の決定を受け、緊急に会議を開き、今後の対応を決定する見通しだ。アストラゼネカ製ワクチンは、まれに血栓を引き起こすことがあるとされている。
連邦政府は7日、予防接種のアドバイザリーと医薬当局に対し、欧州と英国でのワクチンに関する最新の報告に関し、早急に会合を開いて協議するよう要請した。8日の協議を受け、9日に連邦議会でも引き続き協議を行うとみられる。
連邦のケリー首席医務官はアストラゼネカ製ワクチンは非常に効果が高く、大部分の人にとっては安全であるとする一方、欧州の医薬当局は60歳以下の女性が特に副反応の危険が高いと報告されていると説明。400万人に4人と非常にまれなケースではあるが、安全と国民の健康を最優先とする姿勢は変わらないとしている。
ソース:news.com.au-AstraZeneca vaccine: Australian authorities order urgent review after rare blood clot link