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クルーズ大人気 課題は港の対応能力

【シドニー15日AAP】   クルーズ旅行に出かけるオーストラリア人の数が過去最多に達するなか、クルーズ船への港の対応能力が問われている。

国内の2016年のクルーズ旅行者数は、国民19人に1人に相当する128万1159人。前年比21%増となった。行き先は国内や近隣のニュージーランド、南太平洋が76.7%でトップ。

一方、シドニーのハーバーブリッジ東側を含み、主要都市は増加するクルーズ船に対応できず、すでに他港に船を移動させている状況だ。クルーズ協会国際連盟(CLIA)は、大きな機会を無駄にしていると話す。国内のクルーズ産業は直接・非直接的に1万8700人を雇用し、経済効果も年間46億ドルに上る。

2020年までに年間旅客数200万人を目指すのであれば、シドニー湾には早急な対応が求められる。影響は旅行業者、ホテル、レストラン、輸送会社、食品の供給元など数千の企業に及ぶという。

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