【キャンベラ16日AAP】 新たなテロ脅威への懸念が世界的に高まるなか、オーストラリアは米英に倣い、国内に到着する旅客機内へのノートパソコンの持ち込み禁止を検討している。
英国と米国はすでに、中東およびアフリカの指定国から到着する航空機に関し、大型電子機器のキャビン内持ち込みを禁止した。
ターンブル連邦首相は16日、「各国から得られるすべての情報や助言を考慮に入れて検討している」と話した。チェスター運輸相は、オーストラリアは包括的で強固な安全保障システムを持つとしたうえで、「引き続き国内外のテロ脅威環境の監視を続ける」と話した。
電子機器持ち込みの規制は、ISなど過激派組織がノートパソコン内に爆発物を仕組んでテロ攻撃を行う可能性を受けたもの。米国は同規制を紛争地帯の諸国にも拡大する計画があると、伝えられている。