【ACT9日】 連邦政府のモリソン首相は9日、アストラゼネカ製の新型コロナウイルス用のワクチンについて、使用を禁止しない方針をあらためて確認した。同ワクチンをめぐっては、血栓を引き起こす可能性があるとして、保健当局は18歳~49歳の人にはファイザー製ワクチンの接種を勧めると発表している。
モリソン首相は8日夜、18歳~49歳に該当する国民1,120万人は、アストラゼネカ製ではなくファイザー製ワクチンを推奨すると発表した。ただ、モリソン首相はアストラゼネカ製のワクチンについて「救命ワクチン」だとして全面的に禁止する意向のないことを確認した。
ハント保健相は、これらの変更によって国内におけるワクチン接種の予定に大きな変更はないとの考えを示した。モリソン首相もまた、州ごとの接種状況やワクチンの配送、接種、在庫などの数について日ごと、または週ごとの報告を行い透明性を保つことをナショナル・キャビネットで合意したことを明らかにした。
ソース:news.com.au-PM Morrison says there is no ban on AstraZeneca