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バスのストライキ決行 罰金2万ドルか

【シドニー19日AAP】  NSW州政府は19日、同州の鉄道・トラム・バス組合(RTBU)が18日未明から24時間のストライキを決行し、数千人にのぼる通勤客などに影響が出たことを受け、同組合を提訴する手続きを開始した。RTBUによるストは、同州政府が提案しているバス路線の民営化が背景となっている。

NSW州のコンスタンス交通相は18日、RTBUの1200人の組合員に対し、ストは違法だとして、職場へ戻るよう促した労使関係委員会の命令を無視した場合、法的措置をとる可能性もあると警告していた。

RTBUは、同委員会の命令を組合員らに伝えたが、19日午前0時にストが終了するまでに、運転手らを職場へ戻すことは出来なかったと説明している。NSW州政府は、同州最高裁判所に提訴する構えを示しており、裁判所がストを違法行為と認めた場合、RTBUには最大2万ドルの罰金が科せられる見通しとなっている。

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