【アデレード19日AAP】 SA州とVIC州は、今後3年間をかけて使用電力の節約推進事業として、消費者による自主的な節約に対し、節約料を支払う見通しであることが明らかになった。電力需要が急増する、夏場の電力確保が目的だ。
オーストラリア再生可能エネルギー庁(AREA)と、業界団体のオーストラリア市場オペレーター(AEMO)は、向こう3年間で節約推進のパイロット事業費用として、2250万ドルを拠出するとみられている。
パイロット事業では、日照りなど極端な気候が続く場合や、不測の事態による電力不足の際、消費者が自主的に使用電力を節約することで、追加の化石燃料電力が必要となるのを避けることを狙いとしている。