【オークランド19日AAP】 ニュージーランド(NZ)統計局によると、今年4月までの1年間で、NZを訪れた旅行者の数が360万人に達し、過去最高を記録したことが分かった。昨年からは10%の増加となる。また、移民の数も今のところ減速する兆しは見られないという。
NZ統計局の人口統計マネジャーのピーター・ドーラン氏によると、旅行者の増加をけん引したのは、ワーキングホリデーのビザ保持者で、前年比3万5000人増だった。旅行者の増加は、NZ国内の経済にも大きな恩恵をもたらしており、1年間で100億ドルの経済効果があったとみられている。
NZのビジネス・イノベーション・雇用省(MBIE)によると、過去3年間で外国人旅行者による支出額は49%増加しており、最も支出額が大きいのは中国で成長率は88%、米国と韓国はそれぞれ61%と60%と、こちらも双方ともに成長率を伸ばしている。一方、NZ人による海外旅行の支出も、前年比11%増の270万ドルと過去最高となっている。