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豪国立美術館 コスト減で大幅人員削減

【キャンベラ24日AAP】  首都特別地域(ACT)にあるオーストラリア国立美術館が、コスト削減のために20人の職員を解雇したことが分かった。また、常設展示の展示期間を延長することも決定したもようだ。同美術館のヴォ―ガン館長は上院の公聴会で、2015年の394万ドルに上る削減で「試練の年」となったと述べた。

一方、今月発表された新年度予算案では、今後3年間で削減分の半分を、新たに近代化予算として取り戻す見通しとなっているが、すでに20人のフルタイム従業員を解雇しており、常設展示の入れ替えについても、6カ月ごとではなく、9~12カ月ごとの入れ替え周期をしばらく維持するという。

また、旧国会議事堂内にあるオーストラリアン・デモクラシー博物館では、予算の削減を受けて無料開放日の日数を減らし、学校向けプログラムの料金を値上げしたが、新予算案では100万ドル近くを取り戻すとみられる。一回限りとなる1,360万ドルの拠出は、建物や水道などの改修工事費用に充てられるとみられる。

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