【アデレード24日AAP】 SA州とNT準州の両政府が、道路インフラ、国際貿易、恵まれない子どもや障害者への支援などにおいて今後、協力関係を築くとする合意書に署名したことが分かった。SA州のウェザリル首相は、両州・準州はこれまでにも強固な協力関係の歴史があり、文化を共有し、強さを分かち合ってきたと述べた。
ウェザリル首相は、この合意により州を越えて、共同で行動していくことが出来るとした上で、「州や準州の人々やコミュニティに恩恵をもたらすだろう」と述べた。また、NT準州のマイケル・ガンナー主席大臣は、オーストラリアの歴史でも、前例のないレベルの協力関係と高く評価した。
ガンナー主席大臣によると、初年度はNT準州の観光業、主要な道路インフラ、最も恵まれない地域のコミュニティーへの援助に焦点を当てるという。そのほか、SA州首相とNT準州の主席大臣は、次の1年間で進めるべき事業の優先順位などを決定するために毎年1回、会合を開くことが決まっている。