【シドニー27日AAP】　　シドニーで26日、光の祭典「ビビッド」が開幕した。午後6時にイルミネーションが点灯されると、オペラハウスの外壁には想像上の海中の様子が未来的な光と音楽で映し出され、観客らを魅了した。今年は23日間の開催期間中、250万人の人出を予想している。

NSW州のベレジクリアン首相は、「これまでよりさらに多くの観光客を歓迎する用意が出来ている」と述べた。同首相によると、昨年は1億1000万ドルの経済効果があったが、ホテルやその他の観光アトラクションの予約状況からみて、今年も同程度かそれ以上の経済効果が期待できるとの見方を示している。

一方、NSW州警察は、英国マンチェスターのテロ事件を受け、車両の進入規制や警察犬によるパトロールを行い警備を強化している。NSW州のマーシャル大型イベント相は、「これまでで最大かつ最高のイベントになる」と話し、ぜひイベントを訪れて欲しいと呼びかけた。