【キャンベラ30日AAP】 連邦政府は、海外での子どもの性犯罪犠牲者を防ぐため、性犯罪者の海外渡航やオーストラリア・パスポートの取得を禁止する方向だ。最大で2万人が該当する見通し。
2016年に海外に渡航した性犯罪者800人のうち、およそ400人が警察に事前連絡する義務を逸脱していた。ビショップ外相は30日、「オーストラリアが先導して海外の子どもを性犯罪者から守る」と述べ、今週議会に法案を提出する意向を示した。
無所属のデリン・ヒンチ上院議員は、「インドネシアのバリ、カンボジアのプノンペンやシエムレアプで、中年の白人オーストラリア男性が現地の子どもといるのを目にする」と話し、政府の発表を歓迎した。