【VIC17日】 先住民アボリジニが経営する衣料ブランド「Clothing the Gaps」がこのほど、米国の衣料ブランドGapを相手取った法廷闘争に敗訴したことが分かった。これによりメルボルンを拠点としているアボリジニ経営の同社は、社名を変更することになる。
VIC州メルボルンに店を構える「Clothing the Gaps」のトンプソン社長は2019年4月、米Gap社から知的財産侵害行為などの停止通告書を受け取った。社名は先住民とその他の国民のギャップを埋めるとの意味を込めてつけられたが、敗訴を受けて社名の変更が必要となる。
さらにClothing the Gaps社は、今年7月31日までにすべての商品を商品棚から降ろす必要があり、販売できる期間は長くないと説明。「古いブランド名が消えてしまうのは悲しいが、ブランドの再生は楽しみにしている」と述べた。
ソース:news.com.au-Aboriginal business loses legal battle with US clothing giant The Gap