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バス民営化に抗議 1日運賃無料を実施 

【シドニー1日AAP】  NSW州政府が提案しているシドニーのバス民営化に抗議して1日、3500人のバスの運転手らが車内に設置されているオパールカードのリーダー機を停止させ、終日運賃無料としたことが分かった。受領しなかった運賃はドライバーらの給料から差し引かれるほか、法的措置がとられる可能性もあるとみられている。

鉄道・トラム・バス労働組合(RTBU)のクリス・プレストン地区書記長は、「ドライバーたちがそれだけ憤りを感じているということだ」と述べ、ドライバーらが同州の運輸相に対し不信感を抱いており、抗議行動によって自分たちの声に耳を傾けて欲しいと考えていると説明した。

一方、NSW州のコンスタンス交通相は、同州労使委員会(IRC)からの直接命令にもかかわらず、ドライバーらが「違法な」抗議行動に踏み切ったことは、遺憾との見解を示した。さらに「仕事に戻り、シドニー中西部の人たちにサービスを提供して欲しい」と述べた。

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