【ACT21日】 経済シンクタンク、オーストラリア経済開発委員会(CEDA)は、国内経済を新型コロナウイルスによる打撃から復興させるには、移民政策の大幅な大刷新が早急に必要との見方を示している。移民数が減少するなか、多くの重要セクターで技術労働者が不足しているという。
CEDAのボール・チーフエコノミストは議会委員会において、このままではカナダのように“アグレッシブ”な移民政策を実行している国に遅れをとると指摘。移民が急激に減ったことにより、あらためて移民政策を見直し再調整するチャンスと訴えた。
さらにボール氏はヘルスケア、観光、ホスピタリティー、商業などのセクターで技術労働者の不足が特に目立つとの見方を示している。CEDAはオーストラリア政府の“融通のきかない移民政策”によって、データやテクノロジーといった成長の早いセクターで必要な技術を見極めることが難しくなっているとの見方を示した。
ソース:news.com.au-Economists believe Australia’s migration program needs an overhaul