【シドニー8日AAP】 シドニーのダーリングハーバーで6日午後、男児を誘拐しようとしたとして、捜査当局が写真を公開した男性について、実際には「足元が危なっかしい」子どもを助けようとしていただけだったことが分かった。
警察は8日、防犯カメラに映った男性の姿を公開し、情報提供を呼びかけていた。その後、バンクスタウンに住む男性が警察署を訪れ、すべて誤解だと説明。男児の父親はとっさに誘拐を疑ったものの、英語を話さない男性は、父親に状況を説明することが出来なかったという。
警察は、自ら名乗り出た男性に謝意を述べるとともに、男児の家族らは問題が解決したことに満足していると明かした。また、今回は事件性がなかったが、このような通報に対し警察は、適正に調査を行う必要があると述べた。シドニーではここ2週間で、立て続けに誘拐未遂事件が発生している。