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イスラム協会へ拠出見直し VIC政府

【メルボルン8日AAP】  VIC州政府は、同州イスラム協会(ICV)が、イスラム教徒の若者らに「扇動的な」意見も自由に述べられる、安全な場所を提供するための財政援助を求めたことを受け、同協会への財政援助の見直しを行っていることが分かった。

VIC州のアンドリュース首相は、ICVから若者が「過激的になれる」安全な場所についての提案を行ったことについて、「欧米に反対したり、われわれが大切にしている価値観に反対するのに、安全な方法などない」と述べ、非常に懸念しているとの見方を示した。

一方、ICVは提案書のなかで「イスラム教信者の若者たちが、率直に扇動的ともとらえられる言葉を使って表現できる場所が早急に必要」と訴えている。提案書によると、イスラム教徒の若者らは監視対象とされることなく、怒りなどを表情に出して表現することが出来ない状況だという。同協会は、脱過激派プログラムも運営しており、5日に人質テロ事件を起こしたヤコブ・カイレ容疑者もこれに参加していた。

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