【メルボルン12日AAP】 メルボルンで週末、中枢神経の抑制作用で知られる薬物GHBの過剰摂取が多発した。女性1人は命の危険にさらされている。
ほかに女性1人と男性4人を含む6人が11日早朝、GHB過剰摂取で病院に搬送された。いくつかは、キングストリートにあるナイトクラブInflationの外で起こったとされる。同クラブは、薬物使用者はクラブの収益性を妨げるとして、「周辺で薬物を使用する人物を生涯立ち入り禁止にしているが、以前に警察に書面で懸念を示しているにもかかわらず、対応は十分でない」と声明を発表した。
VIC州警察によると、プラハンでも11日夜、2人がGHBで治療を必要とした。警察は、どんな薬物摂取もよく考え、有害反応を発症している人を見かけたら直ちに救急サービスに連絡するよう、呼びかけている。
州救急局によると、GHBはおよそ10年前にメルボルンで普及し始め、再び増加傾向にある。陶酔感を求めて摂取されるが、窒息の恐れがあり、“反応の予測がつかない”という。また、酒類や別の薬物と一緒に摂取することで過剰摂取の危険がより高まるという。