【キャンベラ14日AAP】 同性婚を支持する政治家や活動化らはこのほど、英語を話さない国民にも同成婚やLGBTIQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、インターセックス、クイア)について関心を持ってもらおうと、新たな教材やパンフレットなどを作成したことが分かった。国内で最も使用されている9つの言語で情報が入手できるという。
同成婚の支援団体イクオリティ・キャンペーンのフランシス・ヴ―ン広報担当は「これらの情報をきっかけに、異なるバックグラウンドを持つ人たちが、同性婚の問題を議論するきっかけになるだろう」と話した。ヴ―ン広報担当によると、昨年行われた調査で、オーストラリア国内で35万人が同成婚の合法化を支持したという。
一方、オーストラリアでは先ごろ、中国系のコミュニティで同性婚に反対する団体が発足している。キャンベラに拠点を置く台湾協会のトラヴィス・ウー氏は、「意識を高めるのは重要」と述べ、多文化コミュニティに向けた同性婚に関する情報の発信は重要との見方を示した。台湾では今年、アジアで初めて同性婚を容認する判決が下っている。