【ACT29日】 オーストラリア国内で“知的能力の高い”極右過激派による活動が活発化する中、一年以内に国内でテロ攻撃が行われる可能性は高いと、防諜機関であるオーストラリア保安情報機構(ASIO)のバーゲス書記長が懸念を示したことが分かった。
バーゲス書記長は議会の審問で、テログループや単独行動者がテロ攻撃を行う能力を備えているという「信用できる情報」があるとした上で、テロ攻撃が発生する可能性はあるとして「向こう12か月間に発生することが考えられる」と述べた。
さらにバーゲス書記長は、イスラム国(IS)が依然として脅威であることに変わりはないとする一方、国粋主義者や人種主義者による脅威も急速に高まっていると指摘。ASIOによる国内の対テロ任務において、極右主義を対象とした任務が占める割合は3年前の16%から40%に急増しているという。
ソース:news.com.au-ASIO boss warns terror attack likely within a year, right-wing extremism growing