【シドニー21日AAP】 国内の小児保健機関が行った調査の結果、幼稚園児の3分の1および小学生の3分の2がスマートフォンを所有し、半数が保護者の目の届かないところで使用しているとわかった。
調査を主導したアンシア・ローズ小児科医は、「多くの子どもがコンピュータ機器に多くの時間を費やしすぎ」と懸念を示した。睡眠障害や体重増加、社会・情緒不安など、スクリーン機器使用による健康被害は数えきれないほどあげられる。子どもの半数近くが就寝時にスクリーン機器を使用し、4人に1人が睡眠障害を訴える。ローズ医師は、「子どもの脳や身体的発達には、からだを使って遊ぶ時間や面と向かっての接触が重要」と訴える。
3分の2の家庭がスクリーン機器の使用時間に関して対立すると答え、保護者の85%が「自分の時間を得るために子どもにスクリーン機器を使用させる」と認めた。また、親の使用時間が長ければ子どもの使用時間も増える傾向にあり、6歳未満の子どもを持つ保護者の4分の3が「使用時間を制限しない」と答えた。
自宅でスクリーン機器を使用する時間は、ティーンエージャーが週44時間近くで最も長い。