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エンジン不調のカンタス機 再び空路に

【シドニー29日AAP】  オーストラリアのメルボルンから米国ロサンゼルスへ向かっていた、カンタス航空機が29日、エンジンの不具合によりシドニーに緊急着陸した。同機は29日午後1時過ぎにシドニーに着陸後、整備士による点検を受けて同日夜、再び米国へ飛び立った。

カンタス航空QF93便は29日午前10時前、メルボルンから離陸して約1時間後に、燃料不足を示す表示灯が点灯したという。操縦士はシドニー上空で旋回させ、燃料を減らした後に着陸した。乗客は、点検が終わるまで3時間近く足止めとなったが、カンタスの広報担当者は「非常に協力的だった」と話した。

民間航空安全局のピーター・ギブソン氏によると、大型の航空機は大量の燃料を積んでいるため、安全に着陸するためには、燃料を減らし重量を軽くするのが一般的だという。また、引き返したり迂回することは珍しくなく、ギブソン氏は「一週間のうちに、1度もなければ驚きだ」と話した。

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