【シドニー1日AAP】 シドニー北西部のエッピングで2015年に、フラットメイトの男性を殺害、死体を遺棄した事件で、逮捕された韓国人の男に懲役27年の判決が出された。
27歳のタイ・ジン・パク容疑者は、エッピングにあるグラニーフラット(母屋の離れ)で、当時26歳だったスヨン・アンさんを大型ハンマーで殴打し殺害した後、車輪付きごみ箱に死体を遺棄し、6万ドルを銀行口座から引き出した罪で逮捕されていた。
パク容疑者は罪状を認めたが、犯行は突発的な怒りから起こったものだとし、その後で被害者のお金を引き出し、車を売ろうと決めたと説明した。
メーガン・レーサム裁判官は「容疑者は、被害者が裕福な家族から来ていることを知り、殺害を計画したことが認められる。犯行は突発性なものではなく重罪である」とし、懲役27年の判決を出した。
アンさんの遺体は、殺害の3日後にグラニーフラット近くのごみ箱に、大きなプラスチック袋に包まれてスーツケースに入れられた状態で発見された。