【シドニー2日AAP】 オーストラリアとニュージーランドの環境団体は、オーストラリアで販売されている乳児用粉ミルクに毒性のナノ粒子が含まれているとし、該当する粉ミルクの回収を要請している。
国際環境NGOの地球の友(フレンズ・オブ・アース)により依頼された調査によると、オーストラリアで販売されている粉ミルクの7社ブランドのうち3社から、使用が禁止されているナノ・ヒドロキシアパタイト粒子が発見されたという。
同団体は、毒性ナノ粒子が発見されたのはネスレ社のNAN H.Aゴールド1、Nature’s Way社のKids Smart1、ハインツ社のNurture Original 1だとし、オーストラリア・ニュージーランド食品安全局(FSANZ)の基準に基づき、回収されるべきだとしている。