【ACT6日】 中国政府は6日、オーストラリアとの戦略的経済対話を無期限で停止すると発表した。オーストラリアによる「イデオロギーに基づく差別」が原因としている。2014年に合意した対話はこれまで、両国間の双方向による貿易を促進してきた。
中国の国家発展改革委員会は決定について声明を発表。「オーストラリアの一部高官が、中国とオーストラリアの間における国交関係や協力関係を阻害している」と非難した。ただ、対話の停止により、両国間の貿易取引に直接的な影響が及ぶことはないとみられている。
中国は、VIC州政府が中国と結んだ「一帯一路」での協力を破棄したことにより、両国関係が「最低水準まで沈んだ」と批判。一方、連邦政府は、NT準州のダーウィン港について、中国企業に99年間賃借する契約の破棄を視野に見直しを行う方針を示しており、両国間の緊張はさらに高まっている。
ソース:news.com.au-China “indefinitely suspends” all activities under the China-Australia Strategic Economic Dialogue