【メルボルン11日AAP】 VIC州南西部で野生の豚が急増しているとして、同州の環境局は懸念を示している。
州森林・火災管理局(FFM)が行った調査の結果、州南西部数か所で新たに野生の豚の集団が確立されていることがわかった。FFMのジェームス・ダウニーさんは、輸入や違法解放によって野生の豚が急増したと考える。耳を切られている豚は、狩猟目的で頭数を増やすために解放された証拠だという。
同州には有害動物の狩猟が許可されている森林もあるが、豚の耳の切除や犬を使った追跡、攻撃は動物虐待法のもと禁止されている。また、同州で野生豚の輸入や保有、輸送、解放も禁じられている。