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医師の半数以上が過剰労働 豪国内

【キャンベラ15日AAP】   オーストラリア医師会(AMA)によると、オーストラリア国内の公立病院で働く医師の半数以上が長時間労働を強いられており、極度の疲労を招いていることが明らかになった。

AMAの2016年の医師の労働時間に関する全国調査の結果によると、最も連続労働時間が長いのは、集中治療に携わる医師や外科医だとし、53時間から72時間連続勤務をしていた医師がいる中、最長で76時間連続労働を強いられていた医師もいたという。

AMAのマイケル・ギャノン理事は「残念ながら、 過剰労働や無理な勤務体制で医師の疲労やストレスを助長させている病院がある。患者の安全と医療の質を維持するためにも医師の健康保持は必須」としている。

ギャノン理事は「労働時間の短縮のみが疲労によるリスク軽減の解決にはならない。より安全で無理のない勤務体制を作ることが必要だ」とし、政府に早急の改善を要求した。

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