【ブリスベン16日AAP】 QLD州野党の自由国民党は党大会で、イスラム教徒の移民制限に反対する一方、子どものヘッドスカーフ着用は禁止すべきとの意見で一致した。
「オーストラリアが持つ価値に合わない」として、イスラム法国家からの移民禁止を連邦政府に求める主要動議は、大多数の反対を受けて退けられた。
また、顔を覆い隠す衣服禁止に関する緊急動議も否決されたが、10歳未満の子どものヘッドスカーフ禁止は可決された。サウスポート選挙管理委員会のブルック・パターソンさんは、地元の学校で保護者会員を務めるが、“性的に控え目な女子生徒の制服”をデザインするよう申し出があったとして、「今議論しなければ3か月後には、州立学校にイスラム教徒用制服が出現する」と警告した。
QLD州労働党政府のリアン・イーノック大臣は、「我々は多民族国家に暮らす」と述べ、子どもが学校で着用する衣服を討議するなどの自由国民党の体制を批判した。