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金利政策 首相と財務相で見解異なる?

【キャンベラ20日AAP】  連邦のターンブル首相とモリソン財務相が、今後の金利政策の方向性に関し異なる見解を示したとして波紋を呼んでいる。豪連邦準備銀行(RBA)は、金利を現行の1.5%から、新たな基準として3.5%程度とすべきとの見解を示している。

ターンブル首相は20日、ラジオ番組に出演し、RBAが今後の金利の引き上げについて、賢明なメッセージを発信しているとの見方を示し、明日にも引き上げると言っている訳ではないとした上で、「引き下げより、引き上げの可能性のほうが高いという信号を送っている」として、「借入する人たちは、用心したほうがいい」と話した。

一方、モリソン財務相は数時間後、同じラジオ番組に出演し、首相の発言について「あまり深読みすべきではない」との考えを示し、「RBAの見解は、金利の行方を予想しているだけと理解している」と述べ、実際に引き上げると言っている訳ではないと強調した。金融市場では、RBAが来年半ばにも金利を1.75%に引き上げると予想している。

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