【ホバート21日AAP】 TAS州の第一次産業・公園・水・環境省の当局者は、ホバートの住宅から約40点近くに上る、アボリジニのものとみられる石の人工産物を押収したと発表した。アボリジニのコミュニティ関係者が、オンライン上で販売されていることに気づき、通報したという。
第一次産業・公園・水・環境省の文化遺産部門のルーク・ボンド氏によると、男性が押収物の入手経路などについて、警察による聴取を受けているという。ボンド氏はまた、押収物は様々な石製物だとして「専門家と協力し、それらがどのような物か、真偽などを調査している」と話した。
TAS州のアボリジニ遺物法1975によると、アボリジニの遺物を販売することは禁じられており、最大で6か月の禁固刑が科せられるという。アボリジナル・ヘリテージ・タスマニアのスティーブ・ゴール氏は、遺産を守る法律があるということを知ることが重要との見解を示した。