【ブリスベン22日AAP】 QLD州東部の沖合で、米国とオーストラリアの海軍が合同軍事演習を行っている周辺に、中国のスパイ艦が航行していたことを国防省が明らかにした。
国防省の報告によると、米豪年次合同軍事演習「タリスマン・セイバー」を実施中の海域で、中国の情報収集艦を「すぐ近くで」確認したという。
中国艦はオーストラリアの領海の外に留まっていたが、サンゴ海のオーストラリア排他的経済水域内にいたとし、中国艦の姿を確認したオーストラリア海軍の上官は「中国艦は挑発的で敵対的だった」と述べた。
今年で7回目となる合同演習は、およそ3万人以上が参加することになっており、大半がロックハンプトン近くで今月末まで行われるという。