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連邦資源相 二重国籍で大臣退く

【キャンベラ25日AAP】   連邦のキャナバン資源相は25日夜、イタリアとの二重国籍を保有しているとして大臣の地位から退いた。「憲法に違反していない」と同氏は自信を見せたうえで、大臣からは身を引くが上院議員は辞職しない意向を示している。後任大臣はジョイス連邦副首相が務める。

ゴールドコースト生まれのキャナバン氏は、イタリアを訪問したことはない。2006年に母親がイタリア領事館で市民権申請を行っていたが、キャナバン氏はこの事実を知らなかったとされる。先週、グリーンズ(緑の党)の議員2人が二重国籍保有で相次いで辞職したことを受けて、キャナバン氏の母親が同氏のイタリア市民権について明かした。本人のサインはないが、2007年1月に同氏がイタリア市民として登録されたと確認された。

野党労働党のトニー・バーク議員は、「労働党候補者の審査は非常に厳しい」と話し、キャナバン氏に同情を示した。ワン・ネーション党のマルコム・ロバーツ上院議員は、現職の全議員の適任性を見直すよう求めている。

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