【シドニー26日AAP】 シドニーの新興IT企業ハブ「フィンテックハブ」を訪れた、英国のボリス・ジョンソン外務相は、英国が欧州連合を離脱しても、オーストラリアからのIT技術者たちは、英国で働き続けることができるとの考えを明らかにした。
オーストラリアのIT企業、ペイドックのロブ・リンコーンCEOや、同業シートフロッグのイアン・グリフィン社長らが、オーストラリア人従業員らがビザを取得するための支援が得られるのか、英国で高い能力を持った技術者が不足するのではないかと懸念を示した。
ジョンソン外務相はこれらの懸念を否定し、「活力とアイデアを持った有能な人材には、英国へ来て欲しい」と述べた。また「移民の数が現在、非常に多いため、これを抑制する試みにはプレッシャーがかかるのは当然」としたうえで、「かといって、技術者に減って欲しいと思っているわけではない」と述べた。