【SA13日】 SA州では、州の保護を受ける先住民族の子どもの数が11人に1人と、過去5年間で最高水準に達していることが、「ガーディアン・フォー・チルドレン・アンド・ヤング・ピープル・ペニーライト」による最新の報告で明らかになった。
報告によると、2020年6月の時点で保護された先住民族の子どもの割合は、5年前の6.2%から8.5%に上昇した。一方、非先住民族の子どもは0.74%だった。また幼児や若者を含め、先住民族の子どもが保護施設や司法施設で占める割合は36.7%だった。
一方、拘置所で先住民族の子どもが占める割合は非先住民の子どもの22.7倍と大きく上回っている。ただ、この水準は国内標準を下回っているという。報告書は「思い切った改革や家庭への早期介入がなければ、SA州が格差を縮めるための目標を達成することは難しい」との見解を示している。
ソース:abc.net.au-Aboriginal children entering state care in SA at ‘worsening rate’, data shows