【ブリスベン27日AAP】 QLD州政府は、ゴールドコースト~ケアンズ間の18か所に、電気自動車(EV)向けの充電ステーションを設置する計画を明らかにした。今後6か月以内に設置される見通しで、政府は300万ドルを拠出し、環境に優しい自動車の利用を促進したい考え。同州では現在、ハイブリッド車を含まない700台のEVが利用されている。
QLD州のスティーブン・マイルズ主要道路相代理によると、導入後の初期段階では、出来るだけ多くの人に利用してもらうため、無料でサービスを提供するという。同相代理は「望みが高い事業だが、低排出量の未来へ移行するため、出来るだけ多くの人にEV改革に参加してもらいたい」と述べた。
一方、野党のパウエル影の主要道路相は、あるEV所有者から「自分が所有するBMWi3は設置予定の充電設備ではプラグの形状が合わず充電出来ない」との手紙を受け取ったことを明かした。これに対し交通・主要道路省のニール・スケールズ長官は、「ほとんどの」EV車種で充電が可能とした上で、BMWi3も利用が可能だが「充電速度が遅くなる」と説明した。