【NSW14日】 連邦政府が速やかに国境を再開しなければ、オーストラリアは世界から取り残され、内に閉じこもった「やどかり国家」となり、経済的にも低迷することが懸念される―。NSW州の各界リーダーたちが懸念の声を上げている。
NSW州のベアード前首相が率い、各界リーダーたちによってまとめられた報告書が14日に発表された。同報告は、「世界がパンデミックの最悪な状況から復興しようとしているときに、国境再開の準備ができていないとなれば、オーストラリアは社会的にも大きく遅れをとり、長期にわたる経済的打撃を受けることになる」と指摘している。
同報告書の執筆者は、大手法律事務所ハーバート・スミス・フリーヒルズのパートナーのマーク・リゴッティ氏、シドニー大学の建築学部ロビン・ドウリング部長、シドニー・シンフォニー・オーケストラのダンチCEOなどで、「不安な状況から脱却し、自信を持って将来を見据えなければ、若い世代は本当に“失われた10年(深刻な経済の遅れ)”に苦しむことになる」と訴えている。
ソース:news.com.au-Australia faces ‘lost decade’ as a ‘hermit nation’ if it doesn’t reopen soon: report