【シドニー28日AAP】 NSW州政府による監査グループは28日、州内に「クラディング」と呼ばれる可燃性の外装材を使用した建物が、約1000軒ある恐れがあることを明らかにした。今年6月に英国で発生した高層アパートの大火災では、このクラディングが使用されていたことが分かっている。
今後、州政府はクラディングの使用を規制していく方針で、調査代はアパートのオーナーたちが負担することになると予想される。違法な建材の使用を見過ごしている業者たちの取り締まりに向け、これまで以上に厳しい規制法が導入される見込みだ。
NSW州のマット・キーンより良い規制相は、クラディングを含む規制改革は、英国ロンドンのグレンフェルタワーで発生した大火災を受けて打ち出された、広範囲にわたる防火策の一環と説明している。