【NSW15日】 オーストラリア東部州を中心に、ねずみが大量繁殖し被害が拡大していることが分かった。 QLD州南部、NSW州中部、VIC州北部、SA州ヨーク半島などで、深刻化しているもよう。夏の豪雨により、干ばつは緩和されたが、ねずみの食料が増えたことなどで繁殖ペースが加速しているという。
ねずみは生後6週間から妊娠が可能となり、妊娠期間20日を経て一回のお産で10匹の子どもを産む。このため、ねずみの数が爆発的に増加し、農作物への影響も拡大しているようだ。ある農家では夏の収穫すべてを失ったほか、ねずみ退治に15万ドルを費やすなど、経済的な打撃も懸念されている。
オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)のねずみ専門家のヘンリー氏によると、10年に1度“質の悪い”大発生が起きるとしており、気候、餌の有無など、複数の要因が重なり大繁殖につながるとしている。
ソース:news.com.au-Mouse plague torments rural communities across eastern Australia