【NSW18日】　　　NSW州政府は18日、同州の公立校に生徒や職員、訪問者が宗教上の理由でナイフを持ち込むことを禁止した。シドニー西部のハイスクールで先立って、生徒がナイフで刺される事件が発生したためだ。

今月初め、グレンウッド・ハイスクールで14歳の少年が16歳の生徒をナイフで刺す事件が発生した。シク教徒は、キルパンと呼ばれる小刀を携帯することになっている。ソニャ・アンダーソン校長は先週、「犯行を犯した生徒はナイフ携帯が許されていた」と保護者らに書面で通知した。

NSW州のベレジクリアン州首相は「学生が校内にナイフを持ち込めると聞いて非常に驚いた。どんな状況でも許されるべきでない」と話し、キルパンを含むナイフの校内への持ち込みを禁止すると発表した。

国内のシク教協会のナリンダ・シン氏は「根本的な問題はキルパンでなく、学校で報告されないいじめだ」と訴える。

イスラム評議会連邦（AFIC）のケイサー・トラド会長は、国内のシク教社会に対し、ナイフを携帯する子どもの年齢を見直すよう求める。

ソース : news.com.au – Glenwood stabbing: Religious knife ban for NSW schools