【VIC19日】　　VIC州で新型コロナウイルスのワクチン接種を行っている看護士が、勤務時間の８時間で予防接種を受けた人は１人だったことを明かした。看護士は、新たに設けられた大型のワクチン接種会場に勤務しており、接種する人が少ないと懸念している。

看護士はガーディアン・オーストラリア紙の取材に応じ、予防接種会場の状況を説明。非常に大規模な施設で効率もよく感心したとする一方、「ワクチンについての啓もうが十分でないと感じる」と述べた。VIC州では、30か所以上のワクチンセンターがあり、これまでに32万4,743人が接種を受けている。

ワクチン接種をめぐっては、副作用を心配する人や市中感染が非常に少ないことで、緊急の必要性を感じない人が増えていることが接種率の伸び悩みにつながっている。最新の調査では、国民の約3分の1が「おそらく接種しない」と回答し、昨年9月と今年2月から増えたことが明らかになったばかり。

ソース：news.com.au-Victorian health worker ‘furious’ over slow vaccine rollout, cites complacency, fear among Aussies