【ACT21日】 オーストラリア商工会議所(ACCI)は21日、ワクチンを接種した人は新型コロナのリスクが中程度の国に渡航可能とし、帰国した際にも強制隔離を求めないとする新たな提案をモリソン政権に行ったことが分かった。モリソン首相は、2022年半ば以前に国境を再開することは安全ではないとする立場を譲っていない。
ACCIは、海外との観光取引、教育、その他の輸出業界が何十億ドルもの損失を被っていると指摘。ACCIのランバートCEO代理は、オーストラリアがNZとすでに隔離の必要ない渡航を再開しているとし、この隔離なしの渡航を拡大させる方法を模索していると説明した。
ACCIは双方向の旅行者について、ワクチン接種が済んでいれば渡航を許可し、強制隔離ではなく自主隔離を行うことを提案。ワクチン接種の全4ステージのうち、第2ステージの2aグループが完了し、第3グループが開始となるタイミングで導入したいとしている。
ソース:abc.net.au-Business network puts travel proposal to federal government