【VIC27日】 連邦裁判所は27日、連邦政府のレイ環境相が石炭鉱山のプロジェクトを承認することで気候変動の悪化を招き、その結果国内の若者に害が及ばないようにする法的義務があるとの判決を下したことが分かった。
訴えは昨年9月、“すべての若いオーストラリア国民”を代表する8人の若者グループが起こしたもの。産炭大手のホワイトヘイブンによるNSW州ヴィッカリー炭鉱への拡張を、気候変動を加速させ未来の若者に深刻なダメージが及ぶと分かった上でこれを承認したと批判していた。
高校生の弁護を務めたエクイティ・ジェネレーション・ローヤーズのデービッド・バーンデン弁護士は、世界でも初めての判決とした上で、裁判所が鉱山拡張の差し止めを行うことは依然として可能との見方を示した。
ソース:abc.net.au-Australian teenagers’ climate change class action case opens ‘big crack in the wall’, expert says