【ACT28日】 気象局(BOM)によると、オーストラリアの今年冬の気候はラニーニャ現象が後退し、いつもとは異なる気象状況がみられるという。気温は例年よりも高く、降水量は多くなるという。一部地域では、冬にもかかわらず山火事の危険もあるようだ。
過去20年間にわたる地球温暖化の兆候は続くが、例年と異なるのはオーストラリアの気候の変化に最も大きい影響を及ぼしているラニーニャ現象が今年はみられないことだ。極端な気候の変化がないことから、大陸北部の温かい海水による影響が拡大し、雨量が増加すると予想されるという。
BOMのベッティオ氏は、「大陸北部のほとんどでは、平均的な乾燥した冬より雨が多くなるが、もともと乾燥している時期であるため、降水量の合計はそれほど多くならないだろう」と述べた。6月~8月にかけNT準州、SA州、QLD州、NSW州では、例年を超える雨量となりそうだ。
ソース:news.com.au-Australia’s winter weather outlook: Warmer but wetter season ahead