【NSW29日】 シドニー南西部の保健医療サービスについて、過去の政権が十分な拠出を行ってこなかったため、慢性的な資金不足に陥っているとの見解が議会審問で示されたにもかかわらず、州政府は十分な予算が割り当てられているとの見方を示したことが分かった。
議会審問では昨年、9か月にわたりどの病院が人口急増に対応する必要があるか、専門家らを招き議論してきた。この結果、17の提言が行われ、このうち最初の提言ではNSW州政府に対しリバプール、フェアフィールド、キャンベルタウン、カムデン、カンタベリーバンクスタウンなどの病院に一回限定の拠出を行うことを提案した。
NSW州政府は29日、医療分野には十分な予算を割り当てているとして、この提案を支持しない姿勢を示した。さらに「予算は20億ドル以上で、前年度の予算を5,500万ドル以上上回る額となっている」と述べ、十分な拠出を行っているとの見解を示した。
ソース:abc.net.au-No funding fix for struggling south-west Sydney hospitals, says government