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平均的国民は住宅購入もう無理 調査  

【NSW2日】  オーストラリアでは、不動産価格の高騰により“平均的”な国民の多くは、もはや不動産市場へ参入することが出来ない可能性がある―。オーストラリア不動産研究所(API)などが警鐘を鳴らしている。シドニーでは現在、戸建て住宅の平均価格が110万ドル、集合住宅が80万ドルとなっている。

 

APIは国民の不動産市場に対する認識を測定するため、不動産査定担当者約600人を対象に調査を実施した。調査結果から、査定担当者の59%は国内の不動産市場がバブルの状態にあると考えており、55%が住宅購入者はお金を払い過ぎだと感じていた。また、43%は不動産が平均的な国民の手に届かないものとなっていると回答した。

 

シドニーの一般的な住宅の価格は2月末より11万7,000ドル高くなっているという。報告書は、住宅の取得可能性(アフォーダビリティ)や持続可能性(サステナビリティ)の問題が深刻化する一方、住宅価格の上昇は今後も続くとの見方を示しており、少なくともバブルが弾ける兆候は今のところないとの見解を示している。

 

ソース:news.com.au-House prices now ‘unaffordable’ for many average Australians

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