一般

ねずみ抑制に5000万ドル拠出 NSW

【NSW3日】  NSW州政府は3日、州内で大発生しているねずみの駆除パッケージとして5,000万ドルを拠出すると発表した。このうち180万ドルは、遺伝子操作によってねずみの繁殖を抑制する研究に充てられる見通しだ。

 

アデレード大学のポール・トマス教授をはじめ、研究グループは政府による拠出を歓迎している。同教授によると、遺伝子操作による抑制は害虫やマラリアなどの抑制に使われる比較的新しい方法だという。具体的には、雌の不妊を引き起こす遺伝子を自然な交尾を通し拡散するという。

 

さらに「Xシュレッダー」と呼ばれるもう一つの方法も今後研究が進められる予定で、こちらは雌より雄を形成するX染色体を運ぶ精子を排除するものとなっている。トマス教授は、「新たな拠出によって、最も効果が高いと思われる方法を見つけ出すことが出来る」と述べ、研究が前進することに期待感を示した。

 

ソース:news.com.au-Mouse plague control hopes raised with funding for genetic biocontrol research

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら