【NSW4日】 オーストラリアで最も権威のある肖像画のコンクール「アーチボルド賞」の受賞者が4日、発表された。受賞したのはメルボルンを拠点に活動するピーター・ウェグナー氏で、被写体は今年4月に100歳を迎えた芸術家のガイ・ウォレン氏。ウォレン氏は過去にアーチボルド賞を受賞している。
受賞者のウェグナー氏には賞金10万ドルが贈られる。ウェグナー氏によると、ウォレン氏が生まれた1921年はアーチボルド賞が設立され初めて授与された年で「だからガイを描いたわけではないが、偶然が素晴らしく重なった」と述べた。
ウェグナー氏がアーチボルド賞にエントリーするのはこれで6度目。賞はNSW州立美術館から授与される。今年は938作品の申し込みがあり、エントリーしたのは52作品だった。受賞が決まった瞬間についてウェグナー氏は「妻は涙を流し、私は言葉に詰まってしまった」と話した。
ソース:news.com.au-Artist Peter Wegner triumphs in Archibald Prize’s centenary year