【ACT9日】　　オーストラリアでは、複数の仕事を持つ人の数が新型コロナウイルス感染症のパンデミック前と比べて約2万3,000人増加したことが、豪政府統計局（ABS）による最新統計から明らかになった。今年第1四半期に仕事を1つ以上持つ人の数は、前期の6％から6.3％に増加した。

21年第1四半期に副業として最大の伸びを示したのは、事務職とサポートサービス業で4万9,700件から31万件と大きく増加した。空きが埋まった仕事の数は前期比0.5％増の7万3,700件だった。このうち5万6,100件が副業となっている。ABSのジャービス氏は20年第4四半期に本業が伸びたことが、21年第1四半期における副業の伸びにつながったと分析した。

ケネディ副財務長官は新型コロナのワクチン接種が拡大するほか、向こう数年間にわたる財政政策や支援によって今後も成長は続くとの見方を示した。また、21年には国内経済に5.25％の成長が見込めるとしている。

ソース：news.com.au-The number of people with second jobs continues to climb after Covid dip