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WA感染追跡アプリ 警察が事件捜査に使用

【WA15日】   WA州で、新型コロナウイルスの感染追跡用アプリが殺人未遂事件の捜査に使われた。本来の目的以外で使われることが二度とないよう、緊急に法制化される見通しだ。

クイグリー州法務長官によると、警察は同州の感染追跡用アプリ「SafeWA」内の情報を入手し、さらに殺人未遂事件の捜査のために差し出すよう要請した。当時は合法であったが、州議会で法案が導入されれば警察は情報を入手できなくなる。同法務長官は15日、「アプリに対する信頼維持は非常に重要」「警察はアプリを上回る洗練された追跡方法を持つ」と話した。

入店時などにアプリを通して登録された情報は、28日間保持しなければならない。個人が違反した場合は最大で懲役1年および罰金2万ドル、事業は懲役2年および罰金25万ドルが科せられる。昨年12月に同アプリが義務付けられて以来、2憶4,500万回以上利用された。

州野党のデイビーズ国民党党首は、「アプリ導入時、保健局が新型コロナウイルスの感染追跡のみに使用すると繰り返し発表した」「州政府は州民の信頼に反した」と批判した。

ソース:news.com.au- Covid-19 contact tracing app was used in ‘very high profile murder’ investigation

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