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キャンセル殺到 NSW州観光業に打撃

【NSW25日】  NSW州シドニーで新型コロナウイルスが再び感染拡大し、新たな規制が導入されたことを受け、ホテルではキャンセルが相次ぐなど、観光業界に大きなダメージが及んでいる。州内ではスクールホリデーが始まるが、旅行関係者からは規制の導入について「これ以上最悪なタイミングはない」との声が上がっている。

 

本土から東に600キロメートル離れたロード・ハウ島でロッジを経営するジェームス・ベイリーさんは、22日まで満室だったが規制が導入された後は30%まで低下したという。QLD州からの宿泊客も多いが、NSW州にいる間に州境が閉鎖した場合に戻れなくなる恐れがあるため、キャンセルする人が多いようだ。

 

シドニー空港のカルバートCEOは、州境を閉鎖したり開放したりするパターンの繰り返しについて「このような状況を続けていくことは出来ない」と述べ、「観光業界は生き残り競争の状況」と指摘。解決には、国民のワクチン接種率を上げるしか方法がないとの見方を示した。

 

ソース:news.com.au-‘They are scared’: Tourism industry hit with mass holiday cancellations

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