【NSW28日】 シドニー南西部で発生した新型コロナウイルスのクラスター感染から、ワクチンの有効性が確認された。
ウエスト・ホクストンで19日に行われた誕生日パーティーの参加者30人以上のうち、24人がウイルスに感染した。24人全員がワクチンの接種を受けていなかった。一方、2回の接種を済ませた医療関係者6人および1回の接種を受けた高齢者介護職員1人は感染しなかった。
パーティーの参加者には、知らずにデルタ株に感染したシドニー東部の住人も含まれていた。別の参加者は、検査で陽性が分かる前にVIC州に向かった。28日、さらに2人の感染が確認されて同パーティー関連の感染者は31人に上った。
NSW州のハザード保健相は28日、「ワクチンの接種を受ければ、ウイルスに感染しない可能性が高い」と述べ、接種を促した。
英国で1万4,000人以上を対象に行われたデルタ株感染の研究から、ファイザー製ワクチン2回投与で重症化に対し96パーセントが有効、アストラゼネカ製ワクチンも92パーセント有効とされた。
ソース: news.com.au ‐ West Hoxton, NSW superspreader party becomes case study in effectiveness of coronavirus vaccines